■ ID | 322 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | SBR適正制御による畜舎排水処理過程からの亜酸化窒素の生成抑制 |
■ 著者 | 岸田直裕
早稲田大学理工学部 金主鉉 埼玉県環境科学国際センター 佐々木弘 早稲田大学理工学部 須藤隆一 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 日本水処理生物学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本水処理生物学会第39回大会、平成14年11月21日 |
■ 抄録・要旨 | 近年、有機物に加え、窒素・リンといった富栄養化原因物質の除去が可能な高度排水処理技術が普及されつつある。しかし、このような生物学的高度処理過程からは温室効果ガス、亜酸化窒素(N2O)が生成され、大気へ放出されるため、排水処理におけるN2O生成抑制が課題となっている。生物学的窒素除去過程におけるN2O生成・放出に関しては、これまで下水処理プロセスを中心に研究が進められているが、畜舎排水のような高濃度有機性窒素含有排水に対しては十分な検討が行われていない。そこで本研究では、尿汚水を主体とする畜舎排水を対象とし、N2O生成の制御パラメータとして排水の炭素/窒素比(C/N比)に着目して、SBRの室内実験による検討を行った。その結果、C/N比は総N2O生成において支配的因子であることが明らかとなり、畜舎排水の窒素除去過程からのN2Oの放出抑制には、C/N比の適正化が不可欠であることが示された。 |
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